東京アカデミー合唱団の

中止となった第65回定期演奏会(及びその振替演奏会)の記録

 第65回定期演奏会はベートーヴェンのミサ・ソレムニスを演奏する予定だった。

 練習は2018年10月から始まり、2019年10月12日に向けて週二回の厳しい練習が続いた。そして本番直近の練習で最高の演奏をする準備ができた。

 ところが接近していた台風19号が首都圏を直撃、演奏会を中止せざるを得なくなった。その後、関係者の努力とご協力で2020年3月26日に振替演奏会ができる運びとなった。

 

 2020年はベートーヴェンの生誕250年を記念する年。さらにその日はベートーヴェンの亡くなった日(楽聖碑)、再び団員の心が結集。

 意気上がる中で振替演奏会のための準備が始まった。しかしながら、今年に入り日本に上陸したコロナウイルスの感染が広がり初めた。それでも練習を続けていたが、3月に入り、政府の自粛要請で人が集まる練習施設が閉まりはじめた。

 

 これでは最高の演奏を目指して活動してきた東京アカデミー合唱団の音楽が失われる。来場いただくお客様が安心して聞いていただける環境ではないとして、振替演奏会中止の決定となった。

チラシ

2019年10月12日

2020年3月26日振替演奏会