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第70回および第71回定期演奏会の指揮者が決定いたしました。

提題の通り、お知らせいたします。今後の演奏会にて以下のように指揮者が決定いたしました。

第70回定期演奏会 ブラームス「ドイツ・レクイエム」「ネーニエ」 指揮者 矢崎彦太郎氏

東京アカデミー合唱団2025年秋公演第70回定期演奏会ブラームス「ドイツ・レクイエム」「ネーニエ」指揮者矢崎彦太郎氏プロフィール写真

上智大学数学科に学び、さらに東京藝術大学指揮科で指揮法を学ぶ。日本フィルハーモニー交響楽団指揮研究員として小澤征爾の助手を務めた後、ヨーロッパに渡り、H.スワロフスキー、Z.コシュラー、F.フェラーラ、S.チェリビダッケ、P.デルヴォー各氏に師事。ブザンソン国際指揮者コンクールなどに入賞を果たし、1975年ボーンマス交響楽団を皮切りに本格的に指揮活動を開始、BBC交響楽団などに招かれる。79年よりパリに拠点を移す一方、同年には東京交響楽団定期演奏会を指揮し日本でも本格的なデビューを果たす。これまでに、東京交響楽団指揮者、旧西ドイツホフ交響楽団音楽監督・首席指揮者、フランス国立トゥールーズ室内管弦楽団、ノルウェー放送管弦楽団、及び東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団首席客演指揮者、バンコク交響楽団音楽監督・首席指揮者、ジャカルタのヌサンタラ交響楽団音楽監督などを歴任。現在、バンコク・シルパコン・サマー・ミュージック・スクール/ミュージック・アドバイザー、バンコク・プロムジカ・オーケストラ客演指揮者。2000年フランス政府より芸術文化勲章シュヴァリエを、08年には同オフィシエ勲章を受勲。02年エクソンモービル音楽賞奨励賞を受賞。12年度文化庁「文化交流使」。21年「芸術を通じた日本と諸外国との文化交流促進に尽力し、友好親善に寄与した」事に対し外務大臣表彰を受ける。パリと東京に活動拠点を置く。

第71回定期演奏会 ヴェルディ「レクイエム」 指揮者 大友直人氏

東京アカデミー合唱団2026年公演第71回定期演奏会ヴェルディ「レクイエム」指揮者大友直人氏プロフィール写真
©Rowland Kirishima

桐朋学園在学中に22才でNHK交響楽団を指揮してデビュー以来、日本の音楽界をリードし続けている日本を代表する指揮者のひとり。これまでに日本フィル正指揮者、大阪フィル専属指揮者、東京交響楽団常任指揮者、京都市交響楽団常任指揮者、群馬交響楽団音楽監督を歴任。現在東京交響楽団名誉客演指揮者、京都市交響楽団桂冠指揮者、琉球交響楽団音楽監督、高崎芸術劇場芸術監督、瀬戸フィルハーモニー交響楽団ミュージックアドバイザー。

国外においてはロイヤルストックホルム管弦楽団、フランス国立ロレーヌ管弦楽団、オーケストラカンヌ、オーケストラトスカーナ、プッチーニフェスティバルオーケストラ、ルーマニア国立放送交響楽団、インディアナポリス響、コロラド響に等に度々招かれており、ハワイ響には旧ホノルル響時代から20年以上にわたり定期的に招かれている。またフィルハーモニア管弦楽団の日本ツアーの指揮者も務めた。また、東京文化会館の初代音楽監督として東京音楽コンクールの基盤を築いたほか、数々の自主制作の企画を成功に導いた。

毎年夏に横浜で開催される国際音楽セミナーMMCJを2001年に指揮者のアラン・ギルバートとスタートさせ、共に創立音楽監督を務めるなど教育活動にも余念がない。

幅広いレパートリーでも知られ、その中でも日本を代表する邦人作曲家作品の初演やジェームス・マクミラン作品及びジョン・アダムスのオペラ日本初演等は代表的に挙げられる。

小澤征爾、森正、秋山和慶、尾高忠明、岡部守弘らに学ぶ。NHK交響楽団指揮研究員時代にはW・サヴァリッシュ、G・ヴァント、F・ライトナー、H・ブロムシュテット、H・シュタインらに学び、タングルウッドミュージックセンターではL・バーンスタイン、A・プレヴィン、I・マルケヴィチからも指導を受けた。大阪芸術大学教授、東邦音楽大学特任教授。京都市立芸術大学、洗足学園大学各客員教授。

二人のマエストロに指揮していただけることを、心から光栄に思います。これからも一層練習に励んでまいります。