演奏情報

第70回定期演奏会ブラームス「ドイツ・レクイエム」「ネーニエ」

〜伝説と新風〜

今年1月に、57年に渡り東京アカデミー合唱団の常任指揮者/音楽監督を務めた秋山和慶が急逝したことは、団にとって筆舌に尽くせぬほどの衝撃でした。しかし、生前の秋山と合唱団の間には、この後三年間に渡って演奏する作品の計画が残されていたのです。まるで将来を予見していたかのように…。

大黒柱を失った合唱団には、このプロジェクトをやり遂げるという目標が残され、指揮者には団に新風をもたらしてくれる初登場の矢崎彦太郎を迎えます。一方で団を知り尽くし、秋山が使用していたスコアを託された合唱指揮の長田雅人、前回のバッハ『マタイ受難曲』でも共演した気心の知れたソリスト2名と、強力な布陣がそれを支えます。

曲は生前の秋山が得意とし、常に高い評価を得ていたブラームス作品。これまでの伝統を胸に、更なる前進を誓う合唱団が万感の想いを込めて歌い上げる『ドイツ・レクイエム』と『ネーニエ(哀悼歌)』に是非ご期待下さい!

第70回定期演奏会チラシビジュアル
第70回定期演奏会チラシビジュアル

開催概要

日時 2025年11月1日(土) 16時開演

会場 東京オペラシティ・コンサートホール

指揮 矢崎彦太郎

独唱 中江早希 青山貴

管弦楽 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

合唱指揮 長田雅人

合唱 東京アカデミー合唱団

指揮者プロフィール|矢崎 彦太郎 Hikotaro Yazaki

東京アカデミー合唱団2025年秋公演第70回定期演奏会ブラームス「ドイツ・レクイエム」「ネーニエ」指揮者矢崎彦太郎氏プロフィール写真

上智大学数学科に学び、さらに東京藝術大学指揮科で指揮法を学ぶ。日本フィルハーモニー交響楽団指揮研究員として小澤征爾の助手を務めた後、ヨーロッパに渡り、H.スワロフスキー、Z.コシュラー、F.フェラーラ、S.チェリビダッケ、P.デルヴォー各氏に師事。ブザンソン国際指揮者コンクールなどに入賞を果たし、1975年ボーンマス交響楽団を皮切りに本格的に指揮活動を開始、BBC交響楽団などに招かれる。79年よりパリに拠点を移す一方、同年には東京交響楽団定期演奏会を指揮し日本でも本格的なデビューを果たす。これまでに、東京交響楽団指揮者、旧西ドイツホフ交響楽団音楽監督・首席指揮者、フランス国立トゥールーズ室内管弦楽団、ノルウェー放送管弦楽団、及び東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団首席客演指揮者、バンコク交響楽団音楽監督・首席指揮者、ジャカルタのヌサンタラ交響楽団音楽監督などを歴任。現在、バンコク・シルパコン・サマー・ミュージック・スクール/ミュージック・アドバイザー、バンコク・プロムジカ・オーケストラ客演指揮者。2000年フランス政府より芸術文化勲章シュヴァリエを、08年には同オフィシエ勲章を受勲。02年エクソンモービル音楽賞奨励賞を受賞。12年度文化庁「文化交流使」。21年「芸術を通じた日本と諸外国との文化交流促進に尽力し、友好親善に寄与した」事に対し外務大臣表彰を受ける。パリと東京に活動拠点を置く。

チケット販売のご案内

イープラス、カンフェティ、teket(テケト)(以上ネット予約・QRコードチケット対応)、東京オペラシティチケットセンター(電話予約)にて販売いたします。

本公演分より、当ホームページおよび電話でのチケット予約は上記チケット販売サイトおよび東京オペラシティチケットセンターの電話予約に完全移行しますので予めご了承ください。

券種・金額

S券 6,000円
A券 5,000円
B券 4,000円
C券 3,000円
学生券 1,000円

東京オペラシティ チケットセンターのみ電話受付となります。スマホでタップすると電話アプリが立ち上がり電話をかけられます。【電話受付時間】10:00-18:00(メモをご用意の上、お電話ください)【定休日】毎週月曜日、全館休館日(8月第1日曜日) https://www.operacity.jp/concert/ticket/

学生券のご案内

  • おひとり様1枚、1申し込みでご予約いただけます。
  • ご来場いただいた際に学生証提示とご予約のお名前をご申告いただきます。
  • 当日支払いとなります。チケット料金(1,000円)をお支払いの上、ご入場ください。
  • 席・券種はC券相当となります。
  • 席の指定は承れませんこと、予めご了承ください。

演奏予定一覧

今後の演奏予定です。故・秋山和慶先生より、2027年までの演奏曲が指定されています。

第71回定期演奏会ヴェルディ「レクイエム」2026年秋

開催概要

日時 2026年9月21日(月・振休) 時間未定

会場 東京オペラシティ・コンサートホール

指揮 大友直人

管弦楽 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団


指揮者プロフィール|大友 直人 Naoto Otomo

東京アカデミー合唱団2026年公演第71回定期演奏会ヴェルディ「レクイエム」指揮者大友直人氏プロフィール写真
©Rowland Kirishima

桐朋学園在学中に22才でNHK交響楽団を指揮してデビュー以来、日本の音楽界をリードし続けている日本を代表する指揮者のひとり。これまでに日本フィル正指揮者、大阪フィル専属指揮者、東京交響楽団常任指揮者、京都市交響楽団常任指揮者、群馬交響楽団音楽監督を歴任。現在東京交響楽団名誉客演指揮者、京都市交響楽団桂冠指揮者、琉球交響楽団音楽監督、高崎芸術劇場芸術監督、瀬戸フィルハーモニー交響楽団ミュージックアドバイザー。

国外においてはロイヤルストックホルム管弦楽団、フランス国立ロレーヌ管弦楽団、オーケストラカンヌ、オーケストラトスカーナ、プッチーニフェスティバルオーケストラ、ルーマニア国立放送交響楽団、インディアナポリス響、コロラド響に等に度々招かれており、ハワイ響には旧ホノルル響時代から20年以上にわたり定期的に招かれている。またフィルハーモニア管弦楽団の日本ツアーの指揮者も務めた。また、東京文化会館の初代音楽監督として東京音楽コンクールの基盤を築いたほか、数々の自主制作の企画を成功に導いた。

毎年夏に横浜で開催される国際音楽セミナーMMCJを2001年に指揮者のアラン・ギルバートとスタートさせ、共に創立音楽監督を務めるなど教育活動にも余念がない。

幅広いレパートリーでも知られ、その中でも日本を代表する邦人作曲家作品の初演やジェームス・マクミラン作品及びジョン・アダムスのオペラ日本初演等は代表的に挙げられる。

小澤征爾、森正、秋山和慶、尾高忠明、岡部守弘らに学ぶ。NHK交響楽団指揮研究員時代にはW・サヴァリッシュ、G・ヴァント、F・ライトナー、H・ブロムシュテット、H・シュタインらに学び、タングルウッドミュージックセンターではL・バーンスタイン、A・プレヴィン、I・マルケヴィチからも指導を受けた。大阪芸術大学教授、東邦音楽大学特任教授。京都市立芸術大学、洗足学園大学各客員教授。

第72回定期演奏会ベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」2027年秋

開催概要

日時 未定

会場 未定



* 演奏曲目は、当団の公演企画委員会が団員から広く意見を集め、まとめた資料を元にマエストロと相談し、決定しています。

ヘッダー画像:UnsplashМихаил Лазаревが撮影した写真
演奏会タイトルイメージ: UnsplashTomas Trajanが撮影した写真
 UnsplashMichele Bitettoが撮影した写真
UnsplashOlzhas Kurikovが撮影した写真